「ジャコメッティ展」ピカソと並ぶ20世紀を代表する彫刻家の大回顧展開催決定!


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photo : www.museum.or.jp/

2017年6月14日(水)からは東京六本木の国立新美術館にてジャコメッティの大回顧展「ジャコメッティ展」が開催されます。

今回はピカソと並びアートの巨人と言われたジャコメッティの人物像や作品を紹介し、その魅力に迫りたいと思います。今年で開館10周年を迎える国立新美術館で、是非その作品の数々をお楽しみいただければと思います。

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「ジャコメッティ展」
■会 期
2017年6月14日(水)~9月4日(月)
毎週火曜日休館
■開館時間
10:00-18:00
※毎週金曜日、土曜日は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
■会 場
国立新美術館 企画展示室1E
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
■主 催
国立新美術館、マーグ財団美術館、TBS、朝日新聞社

展覧会概要

アルベルト・ジャコメッティ(1901年-1966年)
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photo : wikipedia.org

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会は、南フランスにあるマーグ財団美術館のコレクションを中心としたジャコメッティの大回顧展です。この稀代の彫刻家の作品を数多く所蔵するマーグ財団美術館は、パリとチューリヒのジャコメッティ財団と並んで、世界3大ジャコメッティ・コレクションの一角を占めています。本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、約135点が出品される予定です。(インターネットミュージアムより引用)

細長い彫刻はジャコメッティの代表作!

ジャコメッティは人間の彫刻制作に没頭し続けました。彫刻は見ての通り細長くどこか引き伸ばされた形状になっており、その作品はテーマごとに様々なエピソードがあり、人間の在り方を表現した作品としてフランスの彫刻界で高い評価を得ました。

肉付けもなくビジュアル的にインパクトのある彫刻は彼の作品の代名詞。
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photo : www.nact.jp/
《歩く男Ⅰ》 1960年 ブロンズ 183 x 26 x 95.5 cm マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

特に「歩く人」、「指を指す人」は有名ですので展覧会の前に是非予習しておきたいですね。

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photo : www.nact.jp/
《3人の男のグループ(3人の歩く男たち)》 1948/49年 ブロンズ 72 x 32 x 31.5 cm マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

細い彫刻でありながらも、3人それぞれに個性があるように作られています。細かいところまでこだわったその表現力の高さは鑑賞の一つの楽しみになりそうですね。次第にジャコメッティの世界に引き込まれていくはずです。

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photo : www.nact.jp/
《犬》 1951年 ブロンズ 47 x 100 x 15 cm マルグリット&エメ・マーグ財団美術館、サン=ポール・ド・ヴァンス Archives Fondation Maeght, Saint-Paul de Vence (France)

動物は2足歩行の人間とは違い彫刻作りのバランスもだいぶ変わってきます。極限まで細く描かれた足や胴体など、近くでジャコメッティの洗練された彫刻技術を見ることが出来るのもこの機会だけです。

細くそして繊細に表現された彼の作品が表現したかったものとは何だったのでしょうか。今回の展覧会で紐解いてみるのも面白いですね。ピカソと並ぶ大芸術家のその魅惑の作品の数々は滅多に見ることが出来ないないのでこの機会を追い見逃しなく。

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いかがだったでしょうか、ジャコメッティのような芸術家の大回顧展は早々開かれるものではありません。20世紀に彼が残した芸術の遺産を、国立新美術館の美しいギャラリーで鑑賞をお楽しみください。

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皆様のご来店、ご連絡をお待ちいたしております!

参考及び引用元(「ジャコメッティ展」オフィシャルサイト、インターネットミュージアムより)