上野・東京都美術館「ゴッホ展～めぐり行く日本の夢」オランダ・ゴッホ美術館と日本初の国際プロジェクトが開催決定！

2017年10月24日（火）から2018年1月8日（月・祝）まで東京上野・東京都美術館にて「ゴッホ展～めぐり行く日本の夢」が開催されます。

本展覧会はオランダのファン・ゴッホ美術館と日本初の国際プロジェクトとなっており、「日本美術」がゴッホに与えた影響や国内外の絵画や浮世絵の作品、初披露されるガシェ家に残された3冊の「芳名録」などがお楽しみいただける豪華な展覧会となっております。

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「ゴッホ展～めぐり行く日本の夢」
■会期　2017年10月24日(火)～2018年1月8日(月・祝)
■会場　上野・東京都美術館　企画棟企画展示室
■休室日　月曜日、12月31日(日)、1月1日(月・祝)※ただし、1月8日(月・祝)は開室
■開室時間　9:30～17:30（入室は閉室の30分前まで）
■夜間開室　金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は9:30～20:00（入室は閉室の30分前まで）

展覧会概要

photo : ja.wikipedia.org　
フィンセント・ファン・ゴッホ（1853-1890）「自画像」（1887年春）シカゴ美術館蔵　

フィンセント・ファン・ゴッホ（1853-1890）は、パリ時代からアルル時代前半にかけて、浮世絵や日本に関する文献を集めるなど、日本に高い関心を寄せていました。一方で、ファン・ゴッホの死後、日本の芸術家や知識人が、この画家に憧れ、墓のあるオーヴェール=シュル=オワーズを巡礼していたことが明らかになりました。本展では、ファン・ゴッホの油彩画やデッサン約40点、同時代の画家の作品や浮世絵など約50点に加え、関連資料を通して、ファン･ゴッホと日本の相互関係を探り、その新たな魅力を紹介します。（東京都美術館より）

みどころ

本展覧会では、日本美術がゴッホに与えた影響を国内外の作品やコレクションを通じて検証していきます。会場では絵画作品や浮世絵など50点あまりが並び、豪華なひと時とともに「日本」と「欧米」の美術の色使いや文化などがお楽しみいただけます。

本展覧会のみどころはズバリ以下の3点。ぜひご来場前に抑えておきたいポイントです。

1. 日本初！ファン・ゴッホ美術館との本格的国際共同プロジェクト
2. 日本美術がファン・ゴッホに与えた影響をさまざまな角度から検証
3. 日本初公開！ガシェ家に残された3冊の「芳名録」
（東京都美術館ホームページより引用）

また会場に足を運ぶ前に、どのような作品が展示されているのか少しご紹介したいと思います。

ゴッホ展
photo : www.tobikan.jp　
フィンセント・ファン・ゴッホ
《花魁（溪斎英泉による）》1887年
ファン･ゴッホ美術館（フィンセント・ファン･ゴッホ財団）
　
西洋画の中に浮世絵が溶け込んだ美しい作品。背景が西洋的なタッチでありながら、中心の浮世絵の模様からは和のテイストが存分に感じられます。ゴッホが憧れた日本への思いや、日本美術への尊敬の念などが感じられるます。

ゴッホ展2
photo : www.tobikan.jp　
フィンセント・ファン・ゴッホ
《種まく人》1888年
ファン・ゴッホ美術館（フィンセント・ファン･ゴッホ財団）　

傑作「種をまく人」は、太陽の光と風景と人物を対照的に描かれゴッホの色彩の才能などが存分に発揮された作品です。日本美術と西洋美術の色使いの違いなどを意識しながら鑑賞するとよりお楽しみいただけます。

日本初公開！ガシェ家に残された「芳名録」

ファン・ゴッホの死後、彼が眠るオーヴェールの地で２０点ほどの作品を大切に所蔵していた医師ポール=フェルディナン・ガシェとその一家。ファン・ゴッホに強い憧れを抱いていた日本の学者や芸術家たちが後にそのガシェ家を訪れ、『芳名録』に名前を残したことがわかっています。

本展では、日本初公開となるフランスの国立ギメ東洋美術館所蔵の『芳名録』を軸に、里見勝蔵、佐伯祐三、斎藤茂吉、式場隆三郎ら当時の日本人の視点からも、“時代”と“国境”を越えたファン･ゴッホと日本を巡る夢の変遷をたどります。(ゴッホ展ホームページより引用)

ゴッホ展５
photo : gogh-japan.jp　
『芳名録Ⅰ：初編』
黒田重太郎の1922年3月9日の署名　