「オットー・ネーベル展」知られざるスイスの画家の日本初の回顧展


「オットー・ネーベル展」

photo : www.bunkamura.co.jp

2017年10月7日(土)から12月17日(日)まで渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて「オットー・ネーベル展」が開催されます。

画家、版画家、著述家など芸術家としてマルチな才能生かした独特の作風は、時代を問わず多くのものを魅了してきました。

今回はなんと日本初の回顧展となっており、その素顔と作品の数々が楽しめる貴重な機会となっております。

知られざるスイスの画家の軌跡をお楽しみください。

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「オットー・ネーベル展」
会期:2017年10月7日〜12月17日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:10:00〜18:00(金、土〜21:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:10月17日、11月14日

オットー・ネーベル

オットー・ネーベル
オットー・ネーベル(1892〜1973)
photo : www.bunkamura.co.jp

 オットー・ネーベル(1892〜1973)はベルリンに生まれ、スイス・ドイツで活動した画家。1920年代半ばにワイマールに滞在し、バウハウスでカンディンスキーやクレーと出会い、長年にわたる友情を育んだ。美術のみならず、建築や演劇も学んだネーベルは、画家としてだけでなく、版画家や詩人としても活動した。(美術手帖より引用)

展覧会詳細

本展覧会ではネーベルの初期の作品から晩年の作品まで幅広く展示されています。彼が影響を受けたクレー、カディンスキ、シャガールなどの作品も展示し、時代背景や美術史なども深くご理解いただけます。

画家、版画家、著述家など芸術家としてマルチな才能発揮した作品をお楽しみください。ここでは展覧会に足を運ぶ前にレーベルの作品を少しご紹介したいと思います。

オットーネーベル
photo : www.bunkamura.co.jp
オットー・ネーベル《聖母の月とともに》1931年、グアッシュ・紙、ベルン美術館

色彩のコントラストで夜のネオンを描いた作品。ビルの建物を空間や独特の色使いで演出するその描法は圧巻の一言。建築を学んでいたネーベルの立体的な作品の代表作です。

オットーネーベル
photo : www.bunkamura.co.jp
オットー・ネーベル《ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)》1936年、ラッカー塗料・紙、オットー・ネーベル財団

ネーベルが音楽的要素を用いた実験的作品。この作品では音楽用語のタイトルや、自らをオーケストラの指揮者になぞらえ、描法もどこか楽団をイメージした作風になっています。シンプルでありながらも見るものを引き込んでしまうネーベルの作風は印象的です。

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photo : www.bunkamura.co.jp
オットー・ネーベル《満月のもとのルーン文字》1954年、油彩・板、はめ込み式の枠、オットー・ネーベル財団

色と形だけで表現することを目指したネーベルの作品。ルーン文字や造形などシンプルでわかりやすい作風ながらもその表現力は深い精神性と豊かな世界観が感じられます。

年齢や時代背景によってどのようにネーベルが作品を残したのか、その作風の変化が楽しめるのも本展の見どころの一つです。

オットー・ネーベルに捧げるコンサート

林正樹ピアニスト
photo : www.bunkamura.co.jp

前述した音楽的要素を用いたネーベルの作品の数々を、ピアニストの林正樹が実際「音」で紐解いて行きます。絵画を「音」で演出するというとても珍しいイベントなので是非展覧会とともにお楽しみください。

◆ネーベル展開催記念 サロン・コンサート「響き合う色と形」◆
【日  時】2017年11月5日(日)19:00開演(18:45開場予定)
【演奏者】林 正樹(ピアニスト)
【場  所】Bunkamuraザ・ミュージアム展示室内
【定  員】60名
【料  金】2,500円(税込)

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参考及び引用元(Bunkamura「オットー・ネーベル展」オフィシャルサイト、美術手帖より)