世の中にはいろいろなものを収集するコレクターがいます。
有名なところでいえば、切手、硬貨、トレーディングカードなどで、その中のひとつにテレホンカードがあります。
以前は非常に多くの種類のテレホンカードが発行されていて、アイドルや芸能人、スポーツ選手、アニメ、中には漆や金箔で表面を加工されたものなど、数を上げればきりがないほどでした。
安価で身近なもので実用性があったことや「あのアイドルが好きだからあのアイドルのテレホンカードを集めよう」といったようにジャンルを絞って集められることから、テレホンカードのコレクターは多くいたと思われます。
現在では携帯電話・スマートフォンの普及で公衆電話自体が激減し、それに伴ってテレホンカード使用する機会の減少や昔集めていたテレホンカードの存在を忘れてしまっている人が多く、引越しなどで荷物の整理をしていたら、大量に未使用のテレホンカードが出てきたなどという話をよく耳にします。
また、インターネットなどで調べると、似たような状況でもう使用しなくなったテレホンカードの処分に困っている人もいるようです。
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今の時代、テレホンカードはどう利用する!?
携帯電話・スマートフォンが主流となった現代社会で、テレホンカードの利用方法は主に以下の4つが考えられます。
【公衆電話で利用する】 テレホンカードの正式な使い方です。 しかし、公衆電話自体が少なくなった現在では、電話のたびに公衆電話を探すというのはあまり現実的ではありません。 【オークションなどで売る】 現在でもテレホンカードのコレクターは多く、その人たちにとってレアなもの(付加価値のあるもの)であれば売れるかもしれません。 しかし、一般的に入手できたテレホンカードにレアなものは少なく、この方法も現実的とはいえません。 【NTTの電話料金をテレホンカードで支払う】 あまり知られていませんが、テレホンカードは電話のプリペイドカードのため、NTTの電話料金の支払いに利用できます。 ただし、電話料金の支払いに充てるには様々な条件があります。 <対象テレホンカード> 未使用の1000円カード(105度数)、500円(50度数)カードに限ります。 ※交換期間(有効期限後5年間)を経過したICテレホンカード、および高額磁気テレホンカード(3000円カード、5000円カード)は除きます。 <対象回線> 加入電話、ISDN、ひかり電話(電話サービス)、ひかり電話オフィスタイプ(電話サービス) ※(ひかり電話ビジネスタイプ・ひかり電話オフィスA(エース)は除く) <対象料金> 請求書に計上される、「ダイヤル通話料」、「INS通話料」、「ひかり電話通話料」、 「ひかり電話オフィスタイプ通話料」及び「携帯電話・PHSへの通話」に限ります。 <手数料> 磁気テレホンカード:1枚につき50円(税抜) ICテレホンカード:1枚につき100円(税抜) ※手数料は「電話料金請求書」にて初回に一括請求されます。 ※手数料は送付したテレホンカードから相殺することはできません。 <申込方法> 郵送による申し込み。 ※郵送受付に係る郵送費用については、NTTが負担してくれます。 細かい条件や手間はかかりますが、前に紹介した2つよりは効率的な使い方です。 【金券ショップに買取ってもらう】 一番手っ取り早く、しかも現金が手元に残る方法です。 商品券や切符などより買取率は低くなりますが、現在でも買取をしている金券ショップは多く、弊社にもテレホンカードを数枚単位から大量に持ち込まれるお客様がいらっしゃいます。
おすすめはNTTへの支払いか金券ショップ
手間を惜しまない人にはNTTの電話料金に充てることをおすすめしますが、多少利率が悪くても手っ取り早く現金でほしいという人には、金券ショップがおすすめです。
金券ショップでは実際にテレホンカードがいくらくらいになるのかなど、お電話やメールで気軽にお問い合わせできますので、テレホンカードの処分をお考えの人は、よろしければ一度金券ショップチケットレンジャーまでご連絡ください。