東西美術の融合「秋田蘭画」、小田野直武の軌跡を六本木で辿ろう

2016年11月16日(水)から2018年1月9日(月)まで六本木サントリー美術館で「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」が開催されます。小田野直武が手がけてきた「解体新書」の挿絵をはじめ、東洋と西洋をの美術を融合させた秋田蘭画、世界に挑んできた美術や仕事ぶりを六本木サントリー美術館で鑑賞できます。是非この展覧会を楽しんでもらうために小田野直武の人物像や作品をご紹介したいと思います。

小田野直武とは

小田野直武の像(秋田県仙北郡角館町にて)
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photo : soutairoku.com

小田野直武(1750)~(1780) プロフィール
秋田藩各館生まれ。幼少から絵を描くことを好み、浮世絵や美人画などを描く。やがて才能が認められ、のちに平賀源内に出会い西洋画の指導を受ける。東洋と西洋の美術を融合した秋田蘭画の一派の代表格として名作を残してきた江戸中期の名画家。代表作として1774年刊行の「解体新書」の挿絵や1770年代に描かれた「不忍池図」がある。

それでは今回の展覧会の魅力をご紹介していきましょう。

小田野直武の作品の軌跡

江戸時代の半ばに若き武士達によって東洋やヨーロッパの美術を融合した絵画が多く描かれておりました。その中心にいたのが小野田直武であり、日本の美術史に多くの足跡を残しました。

今展覧会では、その作風や画業、彼の生い立ちから時代背景にいたるまで各章ごとにわけてあるので、小野田の歴史を辿るとともに、彼の代表作である秋田蘭画まで存分に楽しんでいただければかと思います。

展示会では「第1章 蘭画前夜」「第2章 解体新書の時代~未知との遭遇~」「第3章 大陸からのニューウェーブ~江戸と秋田の南蘋派~」「第4章 秋田蘭画の軌跡」の4部構成になっており、小田野の描法や時代背景を、作品を通じて伺うことができます。

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photo : www.tulips.tsukuba.ac.jp
解体新書 安永3年(1774)8月刊行

小田野が描いた日本初の西洋医学書の挿絵『解体新書』。もちろん展覧会でもご覧になることができます。

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photo : bunka.nii.ac.jp

秋田蘭画の代表作「不忍池図」18世紀作品、西洋と東洋の美がうまく融合した秋田蘭画の代表作。

ヨーロッパの表現方法を学んだ小野田は独特の表現力を追求し、たどり着いた作品が秋田蘭画とされています。東洋と西洋の美術が融合した秋田蘭画はどこか神秘的で、当時の時代背景や作風をこの展覧会では辿ることができます。

東西のリアリズムや空間表現など、当時にはなかった小野田の描法は今もなお多くの人を魅了します。各章では小野田の残していった秋田蘭画の美しさに触れその軌跡を鑑賞していただければかと思います。

2017年明けは小田野直武の秋田蘭画を堪能しよう

いかがだったでしょうか、東西を巡る美を追求した小田野直武の作風は日本とヨーロッパの架け橋になり、その後日本絵画史に多大な影響を及ぼしました。この展覧会を機会にその歴史をたどり、小田野の作品の数々に触れていただければかと思います。

チケットレンジャー六本木店では「世界に挑んだ7年 小田野直武と秋田蘭画」をはじめサントリー美術館の各展覧会、及び六本木の美術館のイベントなどの格安チケットを取り扱っております。是非気軽にお立ち寄り下さい。

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▼会 期:2016年11月16日(水)~2017年1月9日(月・祝)

▼会 場:サントリー美術館

港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
〈最寄り駅〉
都営地下鉄大江戸線六本木駅出口8より直結
東京メトロ日比谷線六本木駅より地下通路にて直結
東京メトロ千代田線乃木坂駅出口3より徒歩約3分

▼開館時間:10時~18時
▼休 館 日:火曜日(ただし3月7日は開館)

                      (サントリー美術館 HPより引用)