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古代オリエント博物館について

※引用：Wikipedia

古代オリエント博物館とは、東京都豊島区池袋のサンシャインシティ内に所在する古代オリエント関係の専門博物館です。

1977年に財団を設立し、翌年に日本最初の1978年古代オリエントをテーマとする博物館として、古代オリエント博物館を開館致しました。
初代館長には江上波夫が就任致しました。

2010年には、公益財団法人に移行致しました。

古代オリエント博物館では、文明発祥の地といわれる西アジア・エジプト地域の古代文明など、古代オリエントに関する研究調査を行い、あわせて古代オリエントに関する資料を収集、保管、展示するとともに、これらを研究者の利用に供し、もって学術文化の向上発展に寄与することを目的としております。
主に先史考古学、歴史考古学、美術史学、文献史学、博物館学についての研究活動が行われております。
また、古代オリエント博物館の常設展では、シリアなどでの海外学術調査を行い、その出土品に加えて考古、美術、歴史等の幅広い資料を展示しております。
さらに古代オリエント博物館独自の企画による企画展やクローズアップ展示、館外から受け入れた特別展などを年3回ほど開催しております。

古代オリエント博物館は、展示ばかりでなく、現地調査や研究を積極的に行っている博物館としても知られております。

※古代オリエントとは、主にチグリス川とユーフラテス川の上流域に発達した古代アナトリア、古代シリア、古代エジプト、古代メソポタミア、古代ペルシア等を指します。

古代オリエント博物館館内には、展覧会のほかにミュージアムショップ、事務室、研究室、図書室、倉庫などがございます。

倉庫内に収蔵されている古代オリエント博物館の収蔵品は、西アジア、エジプト地域を中心として、旧石器時代からサーサーン朝時代までの資料約5,000点、及びシリア出土品を多数収蔵しております。

古代オリエント博物館の展示ケースまたは収蔵庫は常に温度23℃から26℃、湿度40％から60％に設定しており、展示品、収蔵品にとって最適な保存環境を整えております。
また、 消火システムはスプリンクラー及び消火器を設置。
警備システムはケース内に超音波センサーを設置し、館内には警備員、監視員を配置し、夜間は警備員と機械警備による防犯システムを採用し、防犯対策も万全です。

古代オリエント博物館にある図書室には、古代オリエント関係の図書、雑誌約20,000点を収蔵しており、閲覧は原則として研究者及び友の会会員に限ります。

また、古代オリエント博物館では、古代オリエントに関する文化や言語、美術などについてを普及させるために、「自由学校」という講座を開設しております。
さらに、博物館実習を通して、毎年、首都圏に所在する大学から、30名以上の実習生を受け入れております。

古代オリエント博物館では、青少年向けに土・日曜日の常設展無料入館を実施、教職員を対象に展示説明会の開催を行っております。
また、各学校に博物館案内DVD「古代オリエントからのメッセージ」の無料貸し出しを行い、質問等には相談窓口を設置しております。