【コラム】JR東日本株主優待券を北陸新幹線での利用は割損です


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JR東日本株主優待券(株主優待割引券)を北陸新幹線で利用することはお得なのかというお問い合わせを金券ショップチケットレンジャーでは頻繁にいただきます。

JR東日本株主優待券を北陸新幹線で利用するのは結論からすると「割損」となります。

なぜ「割損」となるのかを解説させていただきますが、これをもとに北陸新幹線以外のJR東日本株主優待券の利用の損得もあわせてご理解いただけるようになると期待できる内容ですので、よろしければお付き合いください!

photo : DSC_2863 by Cheng-en Cheng

JR東日本株主優待券を北陸新幹線での利用が割損の理由

まずは、北陸新幹線の駅名を確認しましょう。

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抜粋:北陸新幹線各駅間の運賃・特急早見表 by JR-odekake.net

JR東日本株主優待券の利用区間は、JR東日本営業区間内のみとなることは、JR東日本株主優待券の使い方でご説明させていただきましたのでご参照ください。

では、北陸新幹線の駅はすべてJR東日本営業区間内かという問題があります。
北陸新幹線の駅はすべてJR東日本管轄内ではありません。具体的には、糸魚川駅~金沢駅はJR西日本営業区間内となります。

まとめますと・・・

  • 東京駅~上越妙高駅がJR東日本営業区間内
  • 糸魚川駅~金沢駅はJR西日本営業区間内

となります。

つまり、JR東日本株主優待券を利用することができる営業区間は、東京駅~上越妙高駅までとなります。
この、東京駅~上越妙高駅は、上図の運賃表を見る限り、

5,080+4,200=¥9,280

です。この¥9,280が北陸新幹線を使用する上で必要なもっとも高くかかる金額となります。

一方で、JR東日本株主優待券の相場は多少上下するものの過去の傾向から¥2,000程度と仮定した場合でも、

¥9,280×0.6+¥2,000×2=¥9,568

となるため、やはり割損であることは明白です。

つまり、北陸新幹線は営業区間がJR東日本管轄とJR西日本管轄に分かれてしまっており、JR東日本株主優待券を利用する際にはJR東日本営業区間内でのみしか適用できないため実質的に使用できないというわけですね。
(できて間もない北陸新幹線にJR東日本株主優待券を使用させたくないのでは?という懸念も持ってしまいますが・・・)

JR東日本株主優待券を利用した方がよいかは乗車区間の価格に加え、JR営業管轄がすべてJR東日本かをチェックすることが必要

結論は先ほどのとおりですが、では、具体的にJR東日本株主優待券を使用した方がお得な路線のふわっとした概要だけでも頭にいれておくととても便利ですよ!

JR東日本株主優待券を利用した方がよい区間の概要(あくまでふわっと:基本的に東京駅からどこまでか)

  • 東北新幹線で仙台を含めて仙台より北上する場合は可能性大
  • 上越新幹線で新潟まで行ったあとにさらに北上する場合は可能性やや大
  • グリーンを利用する場合は近距離でも割にあう場合がある
  • 山形新幹線は山形より先くらいからお得になる可能性がある
  • 秋田新幹線は絶対使いましょう!

ただし、必ず気を付けなければならない大事な注意が1点あります!

あくまで、JR東日本株主優待券を利用することを正規料金と比較しての損得の話でして、金券ショップでは新幹線回数券をバラ売りで売られています。

新幹線回数券を利用した方が安い場合もありますので、必ず、新幹線回数券よりも高くならないかを確認しましょう(そうしないと元も子もありませんからね!)

金券ショップチケットレンジャーでは、お客様がご希望の路線が時期や頃合によってご相談いただければ、新幹線回数券の方がお得か、はたまたJR東日本株主優待券を利用した方がお得かとお答えしております。

JR東日本株主優待券を北陸新幹線で利用するのは割損であるという内容以外にもまだお得な情報をお客様からのご相談内容に応じてスタッフからご提供できる場面は多々あるかと考えております!

ぜひ、ご不安な方やよくわからない方、あるいはわかっていても確認したい方などどなたでもお問い合わせください!