特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」【東京国立博物館】世界遺産である法隆寺の美の世界を心行くまで体感できる展覧会

2020年3月13日（金）から2020年5月10日（日）まで東京国立博物館にて特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」が開催されます。

本展は、世界遺産である法隆寺の美の世界を心行くまで体感できる展覧会。1949年に焼失した金堂壁画を再現するほか、23年ぶりに東京で日本古代彫刻の最高傑作の一つである国宝・百済観音が展示されます。日本古来より伝わる美の奥ゆかしさや、文化財を後世に継承していく重要さを伝えていきます。

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– 特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」-
■会期：2020年3月13日～4月12日（前期）、4月14日～5月10日（後期）■
■会場：東京国立博物館本館特別4室・特別5室
■住所：東京都台東区上野公園13-9
■電話番号：03-5777-8600　
■開館時間：9:30～17:00（金土〜21:00） ※入館は閉館の30分前まで　

（photo : eplus.jp）

模写で辿る法隆寺金堂壁画

金堂壁画
photo : fashion-press.net

「法隆寺金堂壁画」は世界最古の木造建築である金堂にある高さ約3.1メートル、幅約2.6メートルの巨大壁画です。1949年、金堂の火事によりかつて描かれていた壁画は燃損しましたが、模写を保存しておいたため、現在でもその様子を伺うことが出来ます。本展では燃損前の壁画の模写や、燃損後再現された現在の壁画を展示し、金堂壁画の全容に迫ります。

国宝・百済観音が23年ぶりに東京に

photo : ja.wikipedia.org

1997年ルーブル美術館の展示以来、法隆寺から出ることがなかった金堂に設置されている210センチの国宝・百済観音の仏像が23年ぶりに東京で展示されます。その他、「百済観音」の左右に設置される「毘沙門天立像」や「吉祥天立像」などの国宝の仏像も展示予定です。金堂の雰囲気をそのままに、法隆寺を語る上で欠かせない寺宝の数々を目の前で鑑賞することが出来ます。