「ルーベンス展-バロックの誕生」バロック美術を代表するルーベンスの作品とその起源

2018年10月16日～2019年1月20日まで上野・国立西洋美術館にて「ルーベンス展-バロックの誕生」が開催されます。

17世紀ヨーロッパを代表する”バロック美術”を代表する画家ルーベンス。本展はルーベンスの作品とを展示し、影響を受けた古代彫刻、16世紀のイタリアの芸術作品、イタリア･バロック美術を展示し、その作風や描法など関係性を辿ります。

「ルーベンス」と「イタリア・バロック」が比較できる西洋美術史の中でも貴重な機会となっておりますので、この機会をお見逃しなく。

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「ルーベンス展-バロックの誕生」
■会期 2018年10月16日～2019年1月20日
■会場国立西洋美術館（東京・上野公園）
■住所東京都台東区上野公園7-7
■休館日　月曜日（ただし12/24、1/14は開館）、12/28〜1/1、1/15
■電話　　03-5777-8600（ハローダイヤル）

みどころ

photo : wikipedia
ピーテル・パウル・ルーベンス（Peter Paul Rubens) 1577年-1640年

本展は、バロック芸術を代表するルーベンスの作品と彼が影響を受けた古代彫刻、16世紀のイタリアの芸術作品、イタリア･バロック美術とともに各章ごとに紐解いていきます。

1章ルーベンスによる古代美術とイタリア美術の学習
2章英雄としての聖人たち：宗教画とバロック
3章肖像画
4章ルーベンスの筆さばき：速筆が画面にもたらす活力
5章ヘラクレスと男性ヌード
6章ヴィーナスと女性ヌード
7章神話の叙述

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photo : www.tbs.co.jp

ルーペンスが先代の作品から何を学び自身の作品に取り入れたのか、彼が初期時代に研究した模写や研究成果、人柄や宗教、神話主題にまつわる古代文学の知識まで彼の描法が確立するまで、作品を通してたっぷりとご堪能いただけます。画家としての活動以外にも、外交官としてヨーロッパの平和に貢献するなどの側面があり、彼が見てきたもの感じたものすべてを自身の制作に役立てました。彼がバロックを代表する画家となった経緯は、こうしたグローバルな視点と古き良きものを自身の作品の中で転身させる技術に長けていたからではないでしょうか。

今までルーベンスの作品の展示会は何度か開催されてきましたが、本展は彼の作品とその起源を辿れる初の試みとなっております。「ルーベンス展-バロックの誕生」は作品を鑑賞するだけでなく、その名匠の本質をも迫れるとても重要な展覧会だといっても過言ではありません。この貴重な機会をお見逃しなく。