photo : www.nhk-p.co.jp
2018年3月13日(火)~6月17日(日)まで東京・上野の国立博物館において、特別展「人体 ー神秘への挑戦ー」が開催されます。
本展覧会では、レオナルド・ダ・ヴィンチを始め先人たちの研究の軌跡から、最先端の研究まで人間にとって永遠の謎である「人体」の謎を解き明かします。
身近なようで、実は謎が多い「人体」、技術の進歩と驚くべき研究の数々をぜひ会場にてお楽しみください。
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特別展「人体 ー神秘への挑戦ー」
■会場
国立科学博物館(東京・上野公園)
■会期
2018年3月13日(火)~6月17日(日)
■休館日
月曜日 ※3月26日(月)、4月2日(月)、4月30日(月・振替休日)、6月11日(月)は開館
■開館時間
9:00~17:00
金曜、土曜日は20:00まで
4月29日(日)、30日(月・振替休日)、5月3日(木・祝)は20:00まで
5月1日(火)、2日(水)、6日(日)は18:00まで
入館は閉館の30分前まで
※開館時間や休館日については変更する可能性があります。
■お問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル) / FAX 03-5814-9898
展覧会概要
本展では、NHKスペシャル「人体~神秘の巨大ネットワーク~」と連携し、比較解剖、個体発生・系統発生、機能解剖、生理学、分子生物学など、それぞれの分野の始まりから最新の知見までを実物資料や模型に加え、最新の 4K映像を交えて紹介します。
展示では、レオナルド・ダ・ヴィンチの「解剖手稿」や、ヴェサリウスの「ファブリカ」をはじめとする画期的な著作物や人体模型などにより、人体に対する理解を深め、研究の歴史をひも解いていきます。ギリシャ時代以降のおのれ自身を知ろうとする努力の歴史を背景に、特にルネサンス以降、解剖学的理解が革命的に変化し、研究手法や対象の見方が変わっていきました。脳や心臓などの器官についての理解がどのように深められてきたのか、目に見えない微細な構造や、体内の臓器を可視化してきた顕微鏡やX線装置などがどのように開発されてきたのか、またそれらの成果がどのように伝えられてきたのか、本展では様々なアプローチで紹介していきます。
(インターネットミュージアムより)
みどころ
本展覧会では、解剖図、脳や臓器の働き、細胞の超ミクロ世界まで、「人体」のありとあらゆる謎を様々な角度から紐解いていきます。「人体」と聞くと難しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、会場では時代やテーマごとに分けられているので、一つ一つの作品がわかりやすく鑑賞出来ます。
photo : matome.naver.jp
「解剖手稿」より消化管と腎臓そして尿管部分
1506-08年頃(イギリス・ウィンザー城王室コレクション)
Royal Collection Trust/© Her Majesty Queen Elizabeth II 2018
レオナルドダヴィンチの解剖図。テレビやインターネットが無い時代、人体解剖をして先人たちがいかにして研究を重ねてきたか、その成果や情熱を垣間見ることが出来ます。現代においてもこのような形で残されていることに、いかに人体の研究に貢献したか理解することができます。「モナリザ」のような芸術的な作品の傍ら、ダヴィンチが世に残してきた有名な作品。
photo : stundenbirne.jugem.jp
アンドレアス・ヴェサリウス『ファブリカ』
ヴェサリウスの解剖図譜「ファブリカ」。防腐剤が無い時代、正確な人体解剖をし、人間のありのままの姿を解剖した姿で描いた作品。どこか面白おかしくコミカルな作風でありながらも、農夫の面影が感じられるリアリティ溢れる作品。
photo :jintai2018.jp
女性の頭部、胴体の解剖模型
1850-1900年 ブールハーフェ博物館
©Rijksmuseum Boerhaave, Leiden V09106
小学校のころ理科の実験室などで見たことのあるワックスモデル。体の作りを視覚的に理解するために造られたこのような模型は、18世紀ごろからヨーロッパで製造され始めました。筋肉や骨などがどのように構成されているのか、当時の模型技術と人体解剖の技術の線密さが伺える作品です。
photo :jintai2018.jp
【左】レーウェンフックの顕微鏡
1673-1723年頃 ブールハーフェ博物館
©Rijksmuseum Boerhaave, Leiden V30337
【右】18世紀頃の顕微鏡
1750-1800年頃 ブールハーフェ博物館
©Rijksmuseum Boerhaave, Leiden V28771
今まで人間の目で見えなかったものが顕微鏡の発明により、「人体」の研究に多大な貢献をもたらしました。会場では、その研究に貢献した発明初期の顕微鏡が展示されています。
photo :jintai2018.jp
【左】腎臓の「糸球体」
©甲賀大輔・旭川医科大学/日立ハイテクノロジーズ/NHK
【右】精巣の「精細管」
©甲賀大輔・旭川医科大学/NHK
※画像はともにラットで撮影。白黒画像にイメージで色を付けています。
顕微鏡を通してミクロの世界をテーマに、人間の体の細部まで探求していきます。腎臓の「糸球体」から精巣の「精細管」など4kハイビジョンで「人体」の細胞一つ一つを鑑賞することが出来ます。
時代ととも、「人体」への追求を様々な形で鑑賞することができます。今日でも山中教授のIPS細胞の研究開発や、ノーベル賞を受賞した田中耕一氏のアルツハイマー病を血液検査で早期発見など、医学の観点からも、人間の体や成人病を考えさせられるニュースが聞こえてきます。技術の進歩ととも少しずつ「人体」への謎が解き明かされてきましたが、まだまだ謎が多いのが事実です、本展覧会は、人間一人一人に与えられた「人体」について個々が考え、身近な体とその働きについて考える機会にしていただければと思います。
続きは、国立科学博物館の会場にてお楽しみください。
特集TV番組
NHKでは、本展覧会に先立って「人体」をテーマにした特集番組が昨年から放送されています。すでに放送が終了してまった特集もございますが、まだまだ面白いテーマが放送されますので、ぜひ本展に来場する前にご覧ください。「人体」について興味を持つことで、さらに展覧会もお楽しみいただけるかと思います。
NHKスペシャル「人体」~神秘の巨大ネットワーク~
ーあなたの体の中では、いまも臓器たちが“会話”している!
NHK総合テレビ(全8回)
【プロローグ】神秘の巨大ネットワーク
2017年9月30日(日)午後9時~9時59分
【第1集】“腎臓”が寿命を決める
2017年10月1日(日)午後9時~9時49分
【第2集】驚きのパワー!“脂肪と筋肉”が命を守る
2017年11月5日(日) 午後9時~9時49分
【第3集】“骨”が出す!最高の若返り物質
2018年1月7日(日) 午後9時15分~10時04分
【第4集】万病撃退!“腸”が免疫の鍵だった
2018年1月14日(日) 午後9時~9時49分
【第5集】“脳”すごいぞ!ひらめきと記憶の正体
2018年2月4日(日) 午後9時~9時49分
【第6集】生命誕生・あなたを生んだミクロの会話
2018年3月18日(日) 午後9時~9時49分
【第7集】人体は謎に満ちている
2018年3月25日(日) 午後9時~9時49分
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平日:10:00~20:00 土曜:10:00~19:00 日曜:10:00~19:00
皆様のご来店、ご連絡をお待ちいたしております!
参考及び引用元(東京国立博物館ホームページ、インターネットミュージアムより)